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Hyper Text Markup Language ( リダイレクト:HyperText Markup Language ) : ウィキペディア日本語版
HyperText Markup Language[えいちてぃーえむえる]

(ハイパーテキスト マークアップ ランゲージ)、略記・略称HTML(エイチティーエムエル)とは、ウェブ上の文書を記述するためのマークアップ言語である。文章の中に記述することでさまざまな機能を記述設定することができる。
Webの基本機能となるハイパーテキストの機能を担っている。HTMLでマークアップされたドキュメントはほかのドキュメントへのハイパーリンクを設定できるハイパーテキストであり、画像リストなどを表現する機能を持つ。この言語で記述された文書はコンテンツと呼ばれる。HTMLで記述されたコンテンツは、主にインターネットを流通インフラとしている。HTML文書の送受信にはHTTPが用いられる。
現在は、WHATWG により仕様が作られ、それを元に W3C により勧告が行われるという流れになっている。W3C は、XML ベースの規格である XHTML の勧告も行っている。
==特徴==
HTMLの特徴はハイパーテキストを利用した、相互間文書参照のフレームワークである。マークアップはプレーンテキストの文書を要素で括って意味付けすることで行い、文書の特定要素にURIを用いた他文書へのリンクを記載しておけばユーザエージェントはそれを解釈して指定された他文書を表示させることが可能となる。またマークアップを施す際に引用や画像の埋め込み、文書のタイトルの指定などを定める要素を記載すればユーザエージェントがそれらを解釈し形態に見合った表示を行う。HTMLはそうしたマークアップの規則を定めている。
マークアップ規則はHTML4まではDTDとして公開され要素ごとに記載することの出来る属性、内容に含むことの出来る要素などが定められていた。HTML 4.01 では厳密なもの、HTML 3.2 からの移行過渡期のためのもの、フレームを用いた文書のためのものといった3つのDTDが定義されていた。
文書の内容の一部分に「段落」や「章題」や「強調したい箇所」など、文章中での意味を付加する要素の多くは開始タグ、意味を付加したい部分、終了タグの形で構成される。開始タグ・終了タグはそれぞれ「<要素名>」、「</要素名>」のように表現される。また、meta 要素や img 要素や br 要素のように一つのタグだけからなる要素もある。これらは単体で文書そのものについてのメタ情報を宣言したり、画像や改行など文字では表現できない文書要素を記述するためのものである。
要素には必要に応じて、要素に付加する特性を現す属性を記述する。基本的に、属性と属性名はセットに指定する。要素名と属性名については大文字と小文字を区別しない。属性値については、属性によって大文字と小文字を区別するかどうかが個別に定められる。文脈上一意に特定できる場合は開始タグや終了タグを省略できる。また内容を持たず開始タグのみで構成される空要素も存在する〔br 要素、img 要素など〕。さらに一部の属性についても属性名の省略が可能となっている〔table 要素の frame 属性、input 要素の disabled 属性など。属性の省略ではない。〕。
HTML 3.2 では見た目を左右する要素や属性が追加されたがHTMLは本来文書構造を示すためだけにその存在意義があり、それらの要素は目的に反するものとされた。そのため視覚的・感覚的効果を定義する手段としてスタイルシート(一般にはその中のCSS)が考案された。見た目を左右する要素や属性の一部は HTML4 以降では非推奨とされており、HTML 4.01 では定義されていないので使用できない。ただし HTML 4.01 で定義され、非推奨とされない要素や属性の一部にも見た目を左右するものがある。装飾的な視覚表現のためにそれらの要素や属性を用いているのであればその内容に適する要素を用いた上で、スタイルシートで表現を指定するのが望ましい。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 HTML 」があります。




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